
夏ですね。
ブルーベリーの網戸にはセミがとまり、お子さんはカブトムシを持ってやってくる夏です。
この夏、今まで4年間、嬬恋村で英語の先生をしていたアメリカ人のカイル先生が、アイダホに帰ることになりました。
先生には、月2回の英会話サークルで、いろいろと英語の楽しさを教えてもらいました。
クリスマスには、カイル先生のアパートで持ち寄りパーティーをしました。青や黄色の生クリームのついたクッキーにカルチャーショックを受けたものです。
カイル先生は、黒澤映画のファンで、周囲の人に対する心遣いは、日本人以上。
1/4、ネイティブアメリカンの血が入っているそうですが、そのせいか、彼はとても純粋なものを持っているような雰囲気のある人です。
4年間で、苦手な温泉も大好きになり、日本語も上手くなったところでの帰国。
いつかは帰る日が来るとは分かっていましたが、本当に帰ってしまうとなると、さびしいですね。
以前、日本の銀行で口座を作るとき、漢字の印鑑が必要ということで、日本名を「海留(カイル)」にしたそうです。
その話を聞いて、お別れのプレゼントに、印鑑を彫りました。

漢字と英語の間には、嬬恋の象徴、浅間山をいれました。

こちらは、海のイメージの和紙を貼って。
遠く、アイダホに帰っても、嬬恋の事を思い出してくれたらいいなぁ、と思います。
ラベル:篆刻