★ユースホステル版・恋するフォーチューンクッキー
全国のユースホステルのマネージャー、お客さん、YH協会の皆さん達で作った
「恋するフォーチューンクッキー」
の動画です。
津々浦々、いろんな場所で、いろんな人達が踊っています!
この動画に、北軽井沢ブルーベリーYGHも参加させていただきました。
今年の2月は、大雪と恋チュンの1か月でしたね。
2月のある日、屈斜路原野YHのペアレントさんから、
「全国のユースホステルで、恋するフォーチュンクッキーの動画を作りませんか?」
という呼びかけがありました。
AKB48の曲に合わせて短いフレーズを踊り、つなげて1本の動画にする。
北海道弟子屈町が、これにチャレンジしたところ、先日AKB48の公式認定を受け、2日間で3万5千回も閲覧され、現在もその数字は伸び続けているとのこと。
町でやっているもの、企業でやっているものなどなど、いくつかの動画を見ましたが、皆さん楽しそうで、今まで知らなかった町や会社に親近感が湧いてきます。
若者には知名度がいまいち低いユースホステルですが、気軽に再生できる動画なら、たくさんの人に、ユースホステルを知ってもらえそうです。
それほど難しいダンスでもなさそうなので、私にもできるかも・・・、
と北軽井沢ブルーベリーも立候補しました。
実は、今までAKB48の曲をちゃんと聴いたことがなかったのですが、それ以来暇さえあれば、曲を聴く毎日になりました。
歌はAKB48のものを使うのでいいとしても、問題は踊りです。
踊り方を描いたガイド(昔、雑誌についていたピンクレディーの踊り方みたいなもの)はありましたが、それだけでは全くわかりません。
が、今は便利なものがあって、一般の人が踊り方の解説をしてくれる動画がたくさんあるのですね。
これに助けられました。
数日後、なんとか流れは分かったけど、このステップはちょっとできないなぁ、くらいになった頃、北軽井沢に移住してから初めての大雪が降りました。
一晩で積もった雪は1.3メートル。
同時に屈斜路原野YHさんから、踊る箇所を指定するメールが届きました。
雪にも唖然としましたが、このメールにも唖然。
極力さけたかった、難しいステップのところが割り当てられているではありませんか。
おまけに、自分の出番は3秒くらいのものだろうと思っていたのが、1分くらいの長さがある・・・。
動画の締め切りは、その日から1週間後。
とりあえず、雪かきしなきゃ車も出せないので、その日は朝からずっと雪かきでした。
翌日もその翌日も、雪かきは続く。
日が暮れると、息子に離乳食を食べさせつつ、ぎしぎし言う体をギクシャクさせながらAKB48を踊る毎日が、一週間も続いたのでした。
室内で自分を動画で撮ってみると、あまりの恥ずかしさに目を覆いたくなります。
姿勢の悪さとか、動きの悪さとか、表情のなさが一目瞭然なのですから。
映像になると、自分ではちゃんと動いているつもりでも、タラタラと動いているようにしか見えないものですね。
映像で普通に見えるようにするには、普通の10倍のオーバーアクションと、笑顔が必要なのだと分かりました。
今まで、楽〜に踊っているように見えていた人達も、楽なんかじゃなかったのですね。
みんな、訓練を積んで、あんな風に自然に踊れるようになったんだなぁ。
自分で踊ってみる事で、テレビや映像で踊っている人達の見かたがガラッと変わりました。
AKB48の女の子達を見れば、
「おおっ、踊りながらフェロモンまで出してる! 神ワザ!」
「おかあさんといっしょ」の歌うお兄さんを見れば、
「あの体のキレ、ほれぼれするほど美しいね!」
などなどなど。
そして、我が家にとっての救世主、除雪機が配達された頃(雪が降ってから買った)、やっと撮影するスペースができたのでした。
野外ステージはととのいましたが、人の少ない田舎に住んでいるとはいえ、ご近所の人に見られないともかぎりません。
建物全体をいれようとすると、道にカメラを置いて撮影するしかないのです。
皆、真剣に雪と戦っているときに、のんきに踊っているところを見られたら、やはり恥ずかしい・・・。
と、いうことで、日の出と共に撮影することにしたのでした。
早朝なら、ただでさえ人通りの少ない村道に、タヌキだって通りゃしないだろう。
が、朝6時半の外気は容赦ありませんでした。
マイナス15度くらいにはなっていたのではないでしょうか。
そんな中、少しでも細く見せようというやましい心の為、もちろん薄着です。
カメラを調整している間にも、手がかじかんできます。
なんとか動画を撮り始めた途端、飼い主の奇行を見た愛犬・コロが私に向かって吠えまくるのでした。
家の中で、動画をチェックしてみると、早朝すぎて、建物が陰になっています。
もっと明るくなってから仕切り直しです。
昼間は、早朝の寒さがうそのようなポカポカ陽気。
ちょっとの間なら、赤ちゃんを外に出してもいいだろう。
と、0歳の息子にも協力してもらうことに。
赤ちゃんを持ち出せば、少しは画面がかわいくなるんじゃなかろうか、という浅はかな心で撮影開始。
最初は大人しかった息子も、母があらぬ方向をむいてジタバタ踊っている異常さに気づいたか、泣き出してしまったので、3回ほど撮って撮影は終了。
「言うは易く行うは難し」
本当に、この言葉を実感した1週間でした。
でも、じわじわと楽しかったな〜という思いがこみ上げてきたのも事実です。
自分にとって新しいことをするのは、大変だけれど、楽しいことですね。
先日、完成動画のアドレスが公開されました。
南の島で、流氷の上で、みかん畑で、と様々な場所で繋がった動画は、とても面白かったです。
編集された屈斜路原野さんには頭が下がります。
うちの映像も、トップに出していただいて感謝感謝です。
踊りが変〜とか、ステップができてない〜なんていう私の心配はまっったく無用でしたね。
数秒の(サブリミナル?)私&タケルの動画では、そんなことには気づくまい。
最後の場面には、マネージャー会議に出席したうちのマネージャーも出演してます。
この動画が、一人でも多くの人のユースホステルを知るきっかけになれば、嬉しいかぎりです。