2013年02月27日

茂林寺のひな祭り

茂林寺1.jpg


2月の中旬から、出産のため、館林の実家に帰省しています。
実家でゆっくりするのは久しぶりです。
友人が遊びに来てくれたので、子供の頃の遊び場だった茂林寺に行きました。


茂林寺山門.jpg


茂林寺は「分福茶釜」の昔話で有名なお寺です。
茶釜に化けたタヌキが和尚さんに正体を見破られ、和尚さんへの恩返しに村人達に綱渡りを見せる、というお話は、よく知られていますよね。

このタヌキ、実は嬬恋村で悪さをしたタヌキが館林に逃げて分福茶釜になったという伝説もあるのです。
意外なところに嬬恋村と館林の接点があったのですね。

茂林寺に伝わっている寺伝では、
応永三十三年に、仏に仕える正通という人が全国行脚をしていた時に、群馬県の伊香保に立ち寄りました。
その時に守鶴という、じいさんの僧に出会います。
意気投合した二人は館林にやってきて茂林寺を建てます。
守鶴は、初代から十代まで代々の住職に仕えました。その間161年!
最初からじいさんだったはずなのに・・・。

ある時、千人法会という大規模なお茶会がありました。
千人もの来客にお茶を出したいけれど、そんな大きな湯釜はありません。
が、どこからか守鶴が持ってきた茶釜は、お湯がくめどもつきぬ不思議な茶釜で、お茶会は大盛況の内に終わりました。

すっかり株を上げた守鶴でしたが、その後、不幸な出来事が。
ある日、寺の小僧は見てしまったのです。
昼寝をしていた守鶴に、毛の生えた手足としっぽが生えていたのを。
守鶴はタヌキだったのでした。

「もうここにはいられない・・・」

と悟った守鶴はタヌキの姿となり、寺から消えました。


茂林寺.jpg


と、言うのが寺の言い伝えです。
守鶴が住んでいた伊香保は嬬恋から車で1時間ほどですから、嬬恋村を追われたタヌキが伊香保に潜伏していて、館林に行き着いた、というルートもありそうな話です。

今でも、茂林寺には、昔タヌキだったという巨大な茶釜があります。

私が子供の頃は、本物のタヌキも境内で飼っていましたね。

どういうつながりかはわかりませんが、M24軽戦車というアメリカ製の戦車まで境内においてあり、子供達の格好の遊び場所になっていました。
今は残念ながら撤去されています。
この戦車、中に入ったはいいけれど、狭くてときどき出られなくなるんですよね。
きっと、何十人もの子供がそういう事をするので撤去されてしまったのではないかと想像するのですが。

そうそう、なぜか
「ダークダックス音楽館」
という施設も近くにできていました。

こういう混沌としたところが、館林の特長かもしれません。


茂林寺3.jpg


この日は、ひな祭りも近いということで、タヌキ達はおひな様の着物を着ていました。
季節によって茂林寺のタヌキ達はいろいろなコスプレをするそうです。昔は無かったコスプレに、お寺といえども、企業努力は必要かと感じます。

今はまだつぼみですが、4月になると、桜がきれいですよ。
特に大きなしだれ桜は見事です。
春になったらお出かけしてみてはいかがでしょうか。


☆茂林寺へのアクセス
http://www7.plala.or.jp/morin/access.html
posted by 智子 at 10:57| Comment(9) | TrackBack(0) | 館林の実家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
数年前に春盛りの頃、茂林寺へ行きました。
しだれた白いさくらがとてもきれいで、お花の間から顔を出したりして楽しんだ思い出。その時の狸さん達はみな俳句をひねってました。まあ、タヌキってなかなか風流なんだわ…なんて思った。

この時期はお雛様ですか?全然似合わないけど、可愛いですね。
特にとぼけ顔の青い衣装のタヌキさん、笑っちゃいますね。
館林はツツジも有名だし、芝桜がきれいな公園もあるし
智子さん、ゆっくりするといいわね〜〜
Posted by ありばば at 2013年02月27日 13:01
可愛らしいタヌキさんが居ますね。旦那の実家は群馬県藤岡市なんです。藤の花が有名です猫2

私達親子も実家に居るんです冷や汗去年の20日から(笑)実は…マイホームを購入しまして引っ越しが終わるまで実家に来てるんです。ただ、あまりの段ボールの多さに収拾付かなくなってきてますげっそり
Posted by 山ガール特訓中 at 2013年02月27日 14:13
かわいいきれいなおべべの狸さんたちがいいですね。
一度行ってみたいです。
今週はS氏の誕生日なので、エバが「ケーキみたいなもの」を用意します。
やっぱり智子さんのケーキがいいと言われそうですが、
盛り上げてきます。
Posted by エバ at 2013年02月27日 15:44
ありばばさん、こんにちは。
ありばばさんも茂林寺に行った事があったのですね。なんだか嬉しいです。
桜の時期でしたらベストシーズンに訪れましたね。
渋い信楽焼タヌキにも衣装です。
おひなさまタヌキは、なかなか可愛かったですよ〜。

山ガール特訓中さん、マイホームご購入おめでとうございます!
赤ちゃんに、新しいお家に、楽しみも倍増ですね。
引っ越しは荷物との格闘ですよね。
大変かと思いますが、ゆっくり素敵な新居を作ってください。

エバさん、コメントありがとうございます。
館林は地味ですが、なかなか味わいのあるところですよ。
Sさんのバースディ、館林から遠隔でお祝いしてます。
いつもながら、エバさんの気配り、素敵ですね。
楽しいバースディの様子が目に浮かびます!

Posted by 智子@ブルーベリー at 2013年02月27日 17:50
有り難うございます。

今のアパートでは手狭で、ハイハイをするようになったら自由にさせられる場所が無いしがく〜(落胆した顔)希海(のぞみ)グッズで溢れて収納スペース無しげっそりパンパンな為…たらーっ(汗)新しい家に引っ越したら心おきなくハートたち(複数ハート)好きなように遊ばせられそうですウッシッシ手(チョキ)

ちなみに!下の歯が2本生えて来ました!あっちガブリ…こっちガブリげっそりしてます。噛まれると激痛ですふらふら

予定日はいつですか?あ〜待ち遠しいなぁハートたち(複数ハート)お友達が増えて行くぅ♪
おデブですが、新人を引き連れてブルーベリーへお邪魔出来る日を楽しみにしてます。
Posted by 山ガール特訓中 at 2013年02月27日 23:18
以前住んでいた千葉の木更津には、タヌキ囃子で有名な證誠寺というお寺があります。
群馬の茂林寺のぶんぶく茶釜同様にタヌキ伝説のあるお寺ですね。

お体お大事に。
Posted by イトウ at 2013年02月27日 23:57
山ガール特訓中さん、やっぱり赤ちゃんが来ると荷物が増えるのですね。
ブルーベリーを出てくる時、なるべく断舎利して物を減らしたつもりなのですが、あっという間に物であふれそうです・・・。
息子さん、もう歯が生えているのですね。子犬のコロも噛むのが大好きです。
小さい頃って赤ちゃんも動物も噛みたいんですかね。
予定日は3月17日です。山ガールさんのご子息とのご対面が楽しみですね!

イトウさん、證誠寺って木更津にあったのですね。
同じタヌキ伝説のお寺どうし、なんだか親近感を感じます〜。
館林には至る所にタヌキの置物があるのですが、木更津にもタヌキが並んでいるのでしょうか。
Posted by 智子@ブルーベリー at 2013年03月01日 09:02
前の記事に、コメントで失礼します(^^ゞ

リンクしてくださってた、茂林寺HPで知ったのですが、「分福茶釜」の話って、巌谷小波(いわや さざなみ)さんが書いたんですね。

巌谷小波さんは、明治時代の童話文学者の第一人者でしたが、もともとは、「金色夜叉」が代表作の尾崎紅葉さんのお弟子さんなんですよね。
「金色夜叉」の主人公は、恋人を金持ち男にかっさらわれてしまうんですが、そのエピソード、紅葉の弟子だった、巌谷小波さんが、実際に恋人を紅葉たちが世話になっていた出版社の社長の息子にかっさらわれたというエピソードがモデルなんですよね。

巌谷さんは、終生、その出版社の息子(のちにその出版社の社長になる)と折り合い悪く、なかなか大変だったみたいです。
Posted by みわぼー at 2013年03月02日 10:22
みわぼーさん、こんにちは。
巌谷小波さんの名前、恥ずかしながら初めて知りました。
でも、師匠に自分の失恋を小説に書かれてしまうのって、辛いでしょうね。
師匠だから、やめてくれとも言いづらかったでしょうし。
ほのぼのタヌキの昔話の裏には、辛い過去があったのですね。
Posted by 智子@ブルーベリー at 2013年03月02日 17:05
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