2010年03月29日

金柑のシロップ煮

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ブルーベリーを開業してから1年間、ダンナさんは北軽井沢に、私は春日部で仕事をするという単身赴任状態でした。
その間、私は春日部の友人の家に3か月ほど住んでいた事がありました。
友人の家は賃貸でしたが、庭付きの一戸建てで、庭には、金柑の木がありました。
なかなか立派な木で、冬の終わり頃には、実をたくさんつけるのです。小さい実にはたくさんの種が入っています。
私はその実をはちみつ漬けにしていました。

数週間前の話になりますが、スーパーで金柑が売っているのを見て、懐かしくて一つ買ってみました。
食べてみて、驚きました。

「金柑って、こんなにおいしかったっけ?」

とにかく、甘いのです。
甘いと言っても、桃のように甘いわけではないですが、私の金柑のイメージを上回る甘さとジューシーさでした。

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ラベルを見ると、宮崎産の「たまたま」という品種。
早速ネットで調べてみると、この品種は、木の上で完熟させてから摘み取るため、糖度が16度以上と高いのだそうです。

「たまたま」の中でも、糖度18度以上で、2Lサイズ以上の大きさのものは、「たまたまExcellent」という最高級品で、金柑1ヶに100円の値段がついていました。
いくら大きい金柑でも、大きさは親指と人差し指で作った丸、くらいのサイズですから、それが1ヶ100円とは、さすがに最高級品です。

その「たまたま」が、近くの北軽井沢のコープで売られていたのでした。
生で食べるのが一番おいしいのですが、金柑は旬が短いので、長く楽しみたい私は、シロップ漬けにすることにしました。

今回は、ハチミツ漬けと、シロップ漬けの2種類を作ります。

まずは、金柑をよく洗い、ヘタを取ります。
庖丁で、タテに切り込みを入れます。

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この時、中心は残して5.6箇所切り込みを入れます。
この切り込みは、後から種を取り出すためです。
切りすぎないように、けれど、切らなすぎても、種が取り出しにくいので、ここは加減して。

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こんな風に切り込みを入れたら、何事もなかったかのように、丸にもどします。重さを計っておきましょう。
鍋に水を入れて沸騰させ、金柑を入れて3分煮ます。


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3分たったら、金柑を冷水にさらしてアクをとります。
切り込みから楊枝で種を取り出します。


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実が小さいわりに、種は5.6個も入っていますが、ここはのんびりと取り出しましょう。
後に急ぎの予定などがあると、平常心をたもてなくなりますので、時間に余裕があるときに。


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はちみつ漬けにする分は、ここで種を取った金柑を瓶に入れ、ひたひたになるくらいの蜂蜜を入れます。
本当は、鍋で蜂蜜と金柑を弱火で煮て(金柑が透き通るくらいまで)、アクを取った方が仕上がりがきれいだそうですが、私は簡単に直接瓶に入れてしまいました。こちらの方が、食感が残ります。
金柑120グラムと蜂蜜100グラムくらいで、瓶1本分くらいです。


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続いて、シロップ漬けにする方法。
先ほど、3分煮て、種をとった金柑を鍋に入れ、水を入れます。金柑と水は同じ重さです。
火にかけて、沸騰したら弱火に。アクが出たらすくってください。
フタをして15分煮ます。
フタをすると、泡がたって、金柑にシロップが行き渡ります。落としぶたと同じことですね。

15分たったら、砂糖を入れます。
砂糖は金柑の重さの30〜70%の重量をお好みで。
長期保存したい場合は、砂糖多めが良いです。
砂糖を入れたら、フタをして15分煮ます。


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熱いうちに金柑とシロップを瓶に入れて完成です。
瓶も煮沸消毒しておきましょう。


きんかん10.jpg


さて、2種類の金柑を味見してみます。
見た目は全く一緒ですね。
ハチミツ漬けの方がコクというか、ちょっとクセがありますが、煮込んでいない分、食感が残っています。
シロップ漬けの方はさっぱりした味。私は上白糖を使いましたが、グラニュー糖を使った方が、もっとさっぱりした味になるようです。

焼き菓子に焼き込んだり、お湯で割って風邪予防に(こういうものばっかりですが)もいいのです。おせちにも入れるそうです。

煮込んでも、明るいオレンジ色はきれいに残っていて、見ているだけで暖かい気持になれます。
フランスでは、金柑をお菓子に使うことがはやっているそうですよ。
この小ささがいいのでしょうね。

金柑は、ビタミンA、C、Eが豊富で、免疫アップや、美肌にもいいですし、血圧を下げる効果もあるとのこと。いいことづくめです。

今年の金柑シーズンは終わってしまいましたが、来シーズンでも、作ってみてはいかがでしょうか?


きんかん11.jpg


ラベル:金柑 保存食
posted by 智子 at 15:21| Comment(6) | TrackBack(0) | 保存食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>ビタミンA、C、Eが豊富で、免疫アップや、美肌にもいいですし、
>血圧を下げる効果もあるとのこと
マネージャの血圧は下がり、智子さんの肌は綺麗になる。
ビタミンA、C、Eは抗酸化の効果があるので一石二鳥でなく、一石三鳥ですね♪
Posted by マサ at 2010年03月30日 23:36
マサさん、こんばんは。
そうですね。いろいろと良いことが多い金柑なのです。
何回か、デザートに生の金柑を出したのですが、飾りだと思って食べない人がいたのですよね。皮ごと食べられるって知らないと、確かに食べようと思わないかもしれませんね。
金柑を、もっと普及させたい私なのでした。
Posted by 智子 at 2010年03月31日 22:58
生の金柑は種が多くて種ごとバリバリ食べますが、加工品に種が無いのは手間暇かけて作業してるのですね。なるほど、今度うちでもやってみましょうか?でも、生でも十分甘くて美味しいのでやらないかも。苺大福の中身を金柑にしたお菓子、美味しいですねえ。確か「金柑坊」って名だったわ。
Posted by e-ba- at 2010年04月04日 08:17
e-ba-さんこんばんは。
種も一緒に食べられるのですか! 知らなかったです。
生とシロップ煮では、また違った味ですね。
金柑坊ですか。大福に入っているのですね。美味しそう!
あのほのかな苦みが和菓子に合うのでは、と思います。
Posted by 智子 at 2010年04月04日 20:16
今回、金柑の和菓子を持参しましたが、智子さんの金柑は絶品でしたね。
洗練された甘みがいいです。ご馳走様でした。
Posted by e-ba- at 2010年04月20日 21:59
e-ba-さん、金柑の和菓子、ごちそうさまでした。
金柑に和菓子って合いますね!
断面もきれいだし、二口のサイズも上品でした。
金柑もいろいろと応用できそうですね。勉強になりました。
Posted by 智子 at 2010年04月21日 08:05
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