2010年01月20日

マイナス15度の北軽井沢で野良猫が生き抜く方法

ねこ.jpg


今日は大寒ですね。
北軽井沢も、冬まっただ中です。

さむいさむいと言ってても、体が動かなくなるので、思い切って散歩に出ました。

この日は雪交じりの風が吹く寒い日。
外には人っ子一人、猫の子一匹歩いていません。

けれども、人気のない別荘地でも、所々に人の気配がしています。
別荘の留守を守る天使の人形も、冬の景色にぴったりなじんでいました。


ねこ3.jpg


土星のモビールがゆらゆらと。
星座好きの人が住んでいるのかな。


さらに歩くと、二世帯住宅のかまくらが。


ねこ4.jpg



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家具調度品はなかなか立派です。
が、よく見ると、除雪車が道の脇に積みあげた雪を掘って作ったかまくらです。
このゆるい作り方に、遊び心を感じます。


ところで、この日、冬の北軽井沢ではとても珍しい動物を見ました。
それも4匹も!





その動物は・・・










猫です。


ねこ1.jpg


なんだ、猫なんてどこにでもいるじゃないの、とお思いでしょうが、冬の北軽井沢に野良猫がいる事は、とても珍しい事なのです。
野生動物のリスやタヌキやキツネより珍しい。

何しろ、ここは標高1200メートルの高原地帯。
簡単にマイナス15度や20度になってしまう所です。
バナナで釘が打てます(これが分かる人は30代後半)

野良猫どころか、野良犬も生きていけません。
なので、飼い猫がいなくなってしまうと、飼い主さんは、必死になって探します。
冬が来たら、ペットが生きていける可能性はごくわずかなのです。

ペットの探偵を雇ったり、貼り紙をしたり、広告を出したり、ずっと東京に帰らず、老猫を探し続けている別荘の人もいました。

時には、犬、猫だけでなく、迷い馬の貼り紙が貼られていたこともありました。


そんな真冬の北軽井沢に、野良猫らしき猫がいる!
こんな吹雪の日に外にいるのですから、これは野良猫に違いありません。
家のドアから流れてくるわずかな空気で暖を取っているのでしょうか?

「この猫達、どうやって生きているんだろう」
と思った時、斜め横から、何かの視線を感じました。


ねこ2.jpg



また新たな野良猫が2匹もいるじゃないですか!

よくよく見ると、2匹が乗っかっているのは、温水の通るパイプの上。
なるほど、パイプの上なら暖かいに違いない。

けれど、ちょっと下がりかけた細いパイプの上に、意外に体格の良い猫が2匹。
このパイプの強度では、2匹が限界でしょう。
玄関前に座っている猫2匹は、順番待ちをしているようです。


決して、豪華とは言えない家の中から、おじいさんの咳が聞こえました。


「共存」という言葉が浮かびました。
猫と人が、お互いの境界を守りながら、ちょうどいい位置で暮らしている。

真冬の北軽井沢で、生きている人と猫の確かな気配を感じて、気持がぽっと暖かくなった瞬間でした。


posted by 智子 at 08:55| Comment(8) | TrackBack(0) | 北軽井沢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
良く行く白馬のペンションこぶしにも「ゆず」という名の猫がいます。
ベッドメイクのカバーの隙間にかくれんぼします。
「ゆず〜」と呼ぶとちいちゃくにゃあと鳴くメタボっぽい猫です。
Posted by e-ba- at 2010年01月21日 14:03
以前、真冬の北海道でも寒い中を平気で歩いているネコを見かけました。
野良かどうかはわかりませんが。
ネコは寒がりと言いますが、結構適応性があるのかもしれませんね。
Posted by イトウ at 2010年01月21日 20:22
e-ba-さん、こんばんは。

冬の猫って、見ているだけで癒されますね〜。
太ってる猫はなおさら・・・。
「ゆず」ちゃん、こぶしさんの招き猫なんですね。
Posted by 智子 at 2010年01月21日 22:11
イトウさん、今日の北軽はずいぶん暖かい日でした。
北軽のノラ君達も、過ごしやすかったのではないでしょうか。
真冬の北海道にも猫がいるのですね!
がんばってるなぁ。
生まれた時からの野良猫だったら、野生動物みたいなものかもしれませんね。
Posted by 智子 at 2010年01月21日 22:14
お久しぶりです
ちょっとご無沙汰してる間にブログの引っ越しも完了したみたいで・・・・
今回の記事を読んでいて私は
”共生”
という言葉が浮かびました
猫にとってはおじいさんは死活問題のみで大事な存在なのかもしれないけど、おじいさんにとってはもしかしたら生き甲斐の部分で猫たちが必要なのかもしれない
誰かに依存し過ぎてしまったら相手の負担になってしまうけど、必要とされないのも支えてる実感がなくて辛いものですよね
外猫で温水の通る細いパイプ(定員2匹)がその距離感を物語っているかもしれません

ところでお誕生日おめでとうございます♪
ケーキの写真などをパソコンを通していつもよだれを垂らして見ていますが、今日は自分用にケーキを焼いたのでしょうか
バースディってお母さんに感謝する日、と言っていた友人もいましたが、年に1回しかないのだから自分を褒めちぎりってみたい日でもありますよね
記憶に残る誕生日にして下さい
Posted by 割烹着娘 at 2010年01月28日 23:20
割烹着娘さん、こんばんは。
この猫とおじいさんの距離というのも、なんだか心地良い距離かもしれないなぁ、と思います。

お祝いの言葉をありがとうございます。
さすがに自分用のケーキは作りませんでしたが、外で抹茶のティラミスをいただきました。
おいしかったです〜。
Posted by 智子 at 2010年01月28日 23:57
8ヶ月前の1月28日のブログを今頃気づいて、猫大好き人間なものだから、
つい、おしゃべりを…

智子さん、すごいね。温水のとおる細いパイプのうえで暖を取る 
のらねこちゃんに目を留める、その視点。いいなあ!感心してしまいました。

いまごろ、この子たちは元気に飛び回っているのかしら?
少しは動いてスリムになったかしら?
野良猫にとって、敏捷である必要性はあると思いながら、私もまたご多分にもれず、
どでんとした猫が大好きなのです。
Posted by ありばば at 2012年10月01日 09:01
ありばばさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
冬の写真を見ていると、今の北軽井沢とは別世界です。
のらちゃん達、どうしているのでしょうね。
犬は飼い主に付くけど、猫は家に付くと言うから、きっと今でもおじいさんの家の周りで元気にしているのではないでしょうか。

私もデブ猫大好きです!
Posted by 智子 at 2012年10月01日 17:11
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