バレンタインデーが誕生日というIさん。
毎年、この時期に泊まりに来てくれます。
恒例の宿チョコと、バースディケーキを何にしようかと考えている時に、お客さんからいただいたイチゴのショートケーキ。
うーん。イチゴショートは定番ですが、やっぱりおいしい。
シュークリームも、プリンも、季節限定やら、めずらしいフレーバーやらがたくさん出ますが、やっぱり定番が一番おいしいんですよね。
定番のイチゴショート、しばらく作ってなかったなぁ。
と、いうことで、イチゴショートを作ることにしました。
さて、宿チョコはどうしよう。
こちらも毎年この時期にきていただいている方が多いので、少しは違ったものを作りたい。
そう思ってビスコッティにチョコをコーティングしたものを作ってみました。
ビスコッティというのは、イタリア生まれの二度焼きしたクッキー。
二度焼きしているので、普通のクッキーより硬いのが特徴です。
イタリア人はコーヒーにひたして食べるのだそうです。
早速、ダンナさんに試食してもらったのですが・・・。
「これはちょっとがっかりするかも」
「なんで?」
「だってこれ、チョコじゃないでしょ。ブルーベリーに行ったらチョコがもらえると思ったら、クッキーじゃ、男はがっかりだよ」
「クッキーだけど、チョコがかかってるでしょ。じゃ、どういうのが、もらって嬉しいチョコなの?」
「チョコの分量が51パーセント以上のもの」
・・・そういうものなんですかねぇ。
「51パーセント以上なら、マーブルチョコ1個だっていいんだよ。チョコもらったんだから」
「ええ〜?」
・・・そういうものなんですかね。
他の男性の意見を聞きたいです。
結局、独断と偏見で、今年はビスコッティにしましたよ。
この日は大雪で、主役のIさんはなかなか宿に着くことができませんでした。
はらはらしたものの、お茶会開始前には無事に到着し、お茶会バースディが始まりました。
差し入れのかわいいロウソクのおかげで、デコレーションのイマイチさがカバーされて良かった〜。
Iさん、素敵な1年をお過ごしくださいね。
断面図。
3段重ねのイチゴショートです。
定番って材料がシンプルなだけに、なかなか難しいものですね。
でも、久しぶりのスポンジケーキ、楽しく作りました。
その後、お客さんのEさんからもチョコレートをいただきました。
それも、健にまで!
人生で初めてのチョコレートですよ。

健も大喜びです。
Eさん、ありがとうございました。