2013年03月20日

しあわせのパン

先日、「しあわせのパン」という映画を観ました。
北海道に移り住んだ夫婦が営むパンとコーヒーのカフェを舞台に、パンをめぐって様々な人たちが癒されていくというストーリーです。
北海道の自然がすばらしかった。
優しい主人公達に心がなごみました。

が、それ以上にこの映画、とにかく、めちゃくちゃ、パンが食べたくなるんです。
出てくる食べ物がいちいちおいしそうで、パンが焼ける音とか、パンを割るときの音まですごくおいしそう。
映画のレビューを観ても、
「映画館からの帰り、やたらとパンを買い込んでしまいました」
という意見多数なのもわかるわかる。



話は変わりますが、妊娠中は、何かの食べ物を、偏執的に好きになるとよく聞きます。
それは、マックのフライドポテトだったり、トマトだったり、炭酸飲料だったりと人それぞれらしい。
で、出産したとたん、悪霊払いしたように食べたくなくなるらしいのですね。

私にもそういうものが出てくるんだろうか、と期待半分、恐れ半分でいたのですが、幸い私には
「どうしてもこれが食べたいっ」
というものはありませんでした。

が、この「しあわせのパン」を観た後、私はどうしてもパンが食べたくなってしまった。
それも今すぐ。
「あ、偏執的に好きになるって、きっとこういう気持ちなんだ」と気づいたのです。
そんな、パンに対する愛情のもって行き場がないので、館林のパン屋さんを紹介してうさをはらします。


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まずは、「ベーカリーカフェNiwa」さん。
ここは城沼のほとりに建っていて、大きな窓からは水辺が見渡せるなごみ空間です。
散歩の途中で一休みするにもうってつけ。


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手作りパンがおいし〜い。


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ご主人のいれてくれるコーヒーが名物だそう。
私はコーヒー好きなのですが、カフェインが・・・。
コーヒーが売りのカフェだというのに、私はわがまま言って、特に牛乳多めのカフェオレにしていただきました。


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2件目は、実家から一番近い天然酵母のパン屋さん、「チャチャぷうま」です


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店内は南米音楽がかかっていて、素敵な空間。
失礼ながら茂林寺前駅(館林駅の一つ先の駅)周辺にこんなおしゃれなパン屋さんがあるとは驚きでした。
ちょっとわかりづらい場所にありますが、どのパンも味わい深いのです。


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これはクリームパン。
ふわっふわでした〜。
こういうのもおいしいですが、私はがりがりするくらい噛みごたえのあるパンが好きなんですよね。
なので、ライ麦とか全粒粉を使ったお食事パンも充実しているチャチャぷうまさんはお気に入りです。


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3つ目は「ベーカリー長安」さん。
ここもおすすめ。
いろいろと意表をついてくるパン屋さんなのです。
外観はファミレスのようでもあり・・・しかし、どうしてパン屋なのに「長安」なのか。


長安2.jpg


パンの種類も豊富です。


長安3.jpg


天然酵母のパンだそうで、どれもおいしそう。
イートインスペースも広く、買ったパンをその場で食べられます。


長安4.jpg


日替わりスープも飲み放題。
太っ腹です。

ところが、ふと、ランチメニューを見てみたら、
「レバニラ炒め」
「餃子」
「半ラーメン」
などという文字が並んでいるではありませんか。
一見、おしゃれパン屋さんなのに、他のメニューが中華というところが長安という名前の理由のようです。
が、お店にいるお客さんの大半は女子で、楽しそうに焼きたてのパンを選んでおり、レバニラランチを食べている人はひとりもいなかったのでした。


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コーンスープと明太子フランスパンをいただきます。


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こちらは「列車パン」
違う種類のパンが一口サイズで連結してます。
「ここに来ると必ずこのパン買うのよ〜」
というお姉さんの声に誘われました。
焼きたてパンの香りにうっとりしながら窓辺を見ると、そこにはこんなのぼり旗が。


長安7.jpg


まぁ、長安だからね。
ラーメンも仕方ないわね。
と思いつつ隣の旗を見ると、


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パン屋に自衛官募集。
ますますこのパン屋が好きになってしまったのでした。
posted by 智子 at 15:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月19日

館林は26度でした

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ちらほら桜も咲き始め、暖かくなってきましたね。
北軽井沢はまだ雪が残っているそうですが、館林は春爛漫です。
今日は、気温が26度もあって、春というより初夏に近いような・・・。
お散歩コースの城沼周辺に住んでいる動物たちも、一様に眠そうなのでした。


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集まって昼寝中。


ひなたぼっこは猫だけではありません。


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この陽気で大方は旅だったというのに・・・


白鳥2.jpg


白鳥って、けっこう、芝生好きなんですね。


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土手沿いには、たくさんの鯉のぼりが泳いでいました。
土手は今、菜の花が満開ですが、あと一週間もすれば、見事な桜並木になります。


こいのぼり2.jpg


地域の幼稚園や保育園で作った鯉のぼりもありました。
子供達の手形を鯉のうろこに見立てているあたり、工夫がこらされています。


私事ですが、うかうかしている間に、出産予定日からすでに二日を過ぎてしまいました。
今のところ、生まれる気配なしです。
きっと、春の陽気にあてられて、この猫のように、お腹の中でのんびりしちゃっているのでは、と思います。


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ま、私もこんな感じですけれどね。















posted by 智子 at 17:48| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月02日

旧秋元邸のおひな様

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実家@館林さんぽ・第三弾は
「旧秋元邸のおひな様祭り」です。
城沼さんぽの途中にある旧秋元邸を訪ねました。


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秋元邸は、館林城の最後の城主(1845年〜1869年)、秋元氏の別邸でした。
秋元氏は、山形から館林に転勤してきた館林城のお殿様です。
このお殿様は、水害や干害で苦しんでいた村人達を、年貢の取り立て方を変えるなどして助けました。また、災害が発生した時には、救援活動もしていたそうです。

庭には菖蒲園があり、初夏の頃にはさわやかな庭園になります。


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3月3日まで、館林の各地では、お雛さま祭りをやっています。
旧秋元邸では、おひな様を飾っているというので、立ち寄ってみました。


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天井の低い、懐かしい感じのする家に入っていくと、たくさんのおひな様がお出迎え。


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うちの実家にも七段飾りのひな人形がありました。
期間限定で出されてくるおひな様は、子供の目にはいわゆる「カワイイ」感じはしないのですが、飾ったとたんに特別の空間になるような、花がぱっと開くような、あらたまった気持ちになったものです。
私はおひな様よりも、こういうままごとセットのような飾り物が好きでした。


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こちらは明治初期のおひな様。
着物にも年期が入ってますね。
ちょっと固い表情。
NHKの大河ドラマに出てくるお殿様みたいです。


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こちらは平成のおひな様。
バックが金屏風ではなく、満開の桜になっているのが現代風。


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こちらも平成のおひな様。
お内裏様とおひな様の乗っている台が進化して、橋桁がついてます。
顔も明治時代のおひな様とくらべて幼い顔してますね。
日本のアニメ文化が日本人形の世界にまで影響しているのかと思うとおもしろいです。


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昭和のおひな様。
大奥のようなお屋敷に収まっているのが珍しいですね。
三人官女はほうきやら、鍬っぽいものを持っているし、白髪のばあさんがいるのが謎です。
この人、誰なんでしょうか。


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現代の家事情に合わせたミニおひな様のコレクションもありました。
狛犬おひな様。


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唐辛子の中に猫ひな様。
かなりおひな様からかけはなれている気がしなくもない・・・。


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つるし雛も見事でした。


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かわいいウサギ雛。
つるし雛って、こういう古い家が似合いますね。


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ゆがんだガラス窓からは日本庭園が。


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こういう古い電気配線にもぐっときます。


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欄間にさりげなく掘られた鶴の群れもいいですね〜。
すっかりタイムスリップした秋元邸さんぽでした。
































posted by 智子 at 11:07| Comment(3) | TrackBack(0) | 館林の実家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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